
コンニチハ
パンに塗り塗りジャム太郎です!
今回のテーマは
「REST」と「GraphQL」の違い
についてです。
1.はじめに
Web APIの設計を考えるとき、「REST」と「GraphQL」のどちらを使うべきか迷うことはありませんか?本記事では、それぞれの特徴や違いを初心者向けにわかりやすく解説します!
2.RESTとは?
REST(Representational State Transfer)は、API設計の一般的なスタイルの1つです。主に「エンドポイントごとに決められたデータを取得する」仕組みになっています。
特徴:
- URLごとにデータの取得・更新が決まっている
- HTTPメソッド(GET, POST, PUT, DELETEなど)を使う
- シンプルで広く使われている
例:REST APIのリクエストとレスポンス
●ユーザー情報を取得するリクエスト
bash |
---|
GET /users/1 |
●返ってくるデータ
json |
---|
{ ”id”: 1, ”name”: “Taro”, ”email”: “taro@example.com” } |
3.GraphQLとは?
GraphQLは、Facebookが開発したAPIのクエリ言語で、クライアントが「欲しいデータだけを指定して取得できる」仕組みになっています。
特徴:
- 必要なデータをクエリで細かく指定できる
- 1つのエンドポイントでさまざまなデータを取得できる
- 過不足のないデータを取得できる
例:GraphQLのリクエストとレスポンス
●ユーザー情報を取得するリクエスト
graphql |
---|
{ user(id: 1) { name } } |
●返ってくるデータ
json |
---|
{ ”data”: { ”user”: { “name”: “Taro”, ”email”: “taro@example.com” } } } |
4.違いを比較!
比較項目 | REST | GraphQL |
---|---|---|
データ取得方法 | 固定のエンドポイント | クエリで指定可能 |
リクエスト回数 | 複数のリクエストが必要になることも | 1回で必要なデータを取得可能 |
データの過不足 | 余計なデータが含まれることがある | 必要なデータだけ取得できる |
学習コスト | 比較的簡単 | クエリ言語の学習が必要 |
キャッシュ | HTTPキャッシュが使いやすい | クエリごとのキャッシュが必要 |
5.どっちを選ぶべき?
RESTが向いているケース
- シンプルなAPIw作りたい
- 既存のシステムと統合しやすくしたい
- キャッシュを活用したい
GraphQLが向いているケース
- クライアントごとに異なるデータが必要
- モバイルアプリなどで通信量を最適化したい
- 柔軟なデータ取得が必要
6.まとめ
選ぶ基準 | REST | GraphQL |
---|---|---|
シンプルなAPI | ○ | × |
柔軟なデータ取得 | × | ○ |
キャッシュの活用 | ○ | × |
学習コスト | 低い | 高い |
どちらもメリット・デメリットがあるので、プロジェクトの要件に応じて選ぶことが大切です!
では、また次の記事で〜