
コンニチハ
パンに塗り塗りジャム太郎です!
今回のテーマは
「DNS」についてです。
1.はじめに
「Googleを開くとき、どうして google.com
と打てばサイトが表示されるの?」
こんな素朴な疑問を持ったことはありませんか?
その裏側で活躍しているのが DNS(Domain Name System) です。
この記事では、DNSが何をしているのか、初心者でもイメージしやすいように例え話を交えて解説していきます。
2.DNSって一体なに?
ざっくり一言で言うと:
DNSは、インターネット上の「住所録」や「電話帳」みたいなものです。
人間にとっては「example.com
」のような文字列の方が覚えやすいですが、コンピュータは「192.0.2.1
」のようなIPアドレスで通信をします。
DNSはその橋渡し役で、ドメイン名(例:example.com
)をIPアドレスに変換してくれる仕組みなんです。
3.例え話:DNSは「電話帳のおばちゃん」
例えば、「ピザ屋に電話したいけど番号がわからない」とします。
あなたは電話帳に載っている「電話番号案内のおばちゃん」にこう聞きます。
「新宿のピザ屋の番号教えて!」
すると、おばちゃんはすぐに調べて「03-xxxx-xxxxだよ」と教えてくれます。
DNSもこれと同じように、
あなたのPCが「google.com
にアクセスしたいんだけど、IPアドレス知らないなあ」と思ったら、DNSに問い合わせます。
そしてDNSは「それなら 142.250.206.14
だよ」と教えてくれるのです。
4.DNSの仕組みをもう少しだけ詳しく
DNSには以下のような登場人物がいます。
役割 | 説明 |
---|---|
DNSリゾルバ | 最初に問い合わせる役。通常はプロバイダや会社のネットワークが提供するもの。 |
ルートDNS | どこの国のドメインか教えてくれる。 .com なのか .jp なのか、など。 |
TLD DNS | .com や .jp の中で、どのサイトかを探す役。 |
権威DNS(Authoritative DNS) | 最終的に正しいIPアドレスを教えてくれる場所。 |
実際には、この一連のやり取りは一瞬で終わります。
しかも、よく使うサイトは一度調べたらしばらく覚えておく(キャッシュ)ので、毎回全部を問い合わせるわけではありません。
5.DNSがないとどうなる?
DNSがなかったら、私たちはウェブサイトを開くたびに「GoogleのIPアドレスは… えーっと、何だっけ?」といちいち数字を覚えないといけません。

まるで、友達の電話番号を全部覚えなきゃいけない時代に逆戻りするようなもの。
DNSがあるからこそ、私たちは便利にインターネットを使えているのです。
6.おわりに
DNSは、普段はあまり意識しないけれど、実はインターネットに欠かせない重要な役割を担っています。
初心者エンジニアの方も、これを機にDNSの存在を少し意識してみると、ネットワークの理解がグッと深まりますよ。
では、また次の記事で〜