
コンニチハ
パンに塗り塗りジャム太郎です!
今回のテーマは
「SQL」と「NoSQL」の違い
についてです。
1.はじめに
Webアプリやシステム開発で欠かせない「データベース」。
その中でもよく聞くのが SQL(リレーショナルデータベース)と NoSQL(非リレーショナルデータベース)です。
この記事では、エンジニア初心者の方にもわかりやすく、SQLとNoSQLの違いや選び方のポイントを解説します!
2.まずはざっくり比較!SQLとNoSQL
項目 | SQL | NoSQL |
---|---|---|
データ構造 | テーブル形式(行と列) | 柔軟(JSON形式、キー・バリュー型など) |
スキーマ | 固定(事前定義が必要) | 柔軟(動的に変更可能) |
拡張性 | 垂直スケーリング | 水平スケーリング |
クエリ言語 | SQL(Structured Query Language) | データベースごとの独自API |
一貫性 | 高い(一貫性を優先:ACID) | 柔軟(可用性・スケーラビリティ重視:CAP) |
主な用途 | トランザクション管理、企業システム | ビッグデータ、リアルタイム処理、柔軟な構造のデータ |
3.SQL(リレーショナルデータベース)とは?
SQLは、表(テーブル)形式でデータを管理するデータベースです。各テーブルは明確な構造(スキーマ)を持ち、データ間の関係(リレーション)を使って管理します。
代表的なSQLデータベース |
---|
MySQL |
PostgreSQL |
Oracle Database |
Microsoft SQL Server |
SQLのメリット
- データの整合性を保ちやすい
- クエリが強力で複雑な検索や結合が得意
- 長年の実績があり安心して使える
SQLのデメリット
- スキーマを事前に定義する必要がある
- 柔軟なデータ構造への対応が苦手
- 水平スケーリング(サーバーの分散)には不向き
4.NoSQL(非リレーショナルデータベース)とは?
NoSQLは、リレーショナルでない形式でデータを保存・管理するデータベースです。構造が柔軟で、JSONやキー・バリューなど、さまざまな形式に対応しています。
主なNoSQLの種類 |
---|
ドキュメント型(例:MongoDB) |
キー・バリュー型(例:Redis) |
カラム型(例:Cassandra) |
グラフ型(例:Neo4j) |
NoSQLのメリット
- データ構造の変更に柔軟に対応できる
- 高速で大量のデータ処理が可能
- 水平スケーリングに強い(分散構成が得意)
NoSQLのデメリット
- 一貫性の保証が弱いことがある(最終的な整合性)
- クエリの標準化がされていない(学習コストが分散)
- 用途によって選択が難しい(設計の自由度が高い分、難易度も上がる)
5.どっちを選べばいい?
選ぶポイントは「アプリの性質」と「求める要件」によります。
●SQLが向いているケース
- 銀行、会計、在庫など正確なデータ管理が必要な場合
- 複雑なクエリやリレーションを多用する場合
- データ構造が安定している場合
●NoSQLが向いているケース
- SNSやIoTなどの大量データをリアルタイムで扱う場合
- 頻繁にデータ構造が変わる場合
- サーバーを分散してスケーラブルにしたい場合
6.まとめ
- SQLは「きっちり管理」したいときに最適
- NoSQLは「柔軟でスピード重視」の場面で活躍
どちらか一方が優れているわけではなく、目的に応じて使い分けるのが大切です。
最近ではSQLとNoSQLのハイブリッド設計も一般的です。まずは特徴を理解して、適切な選択ができるようになりましょう!
では、また次の記事で〜